アメリカでヘルメット治療をしていた頃の追記です。
赤ちゃんの頭の形を矯正するために装着するヘルメット。
1日の間、23時間つけたままにします。
私: え?23時間もつけたままにするの?かぶれないの?痒くないの?
とかなりの衝撃をうけました。
慣らし期間はあるのか?
なれるまでの進め方は?と気になっている方。
この記事では慣らし期間にフォーカスしていきます。
関連記事:
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アメリカでヘルメット治療 2 質問集
アメリカでヘルメット治療3 肌トラブル
アメリカではヘルメット治療をHelmet therapyやCranial Remodelingと言います。
日本ではまだ、保険適応対象外だそうですが
アメリカでは、保険適応される場合もあり、
スーパーで可愛いヘルメットをかぶっている赤ちゃんを見かけます。
1日のうち23時間もかぶる
体の一部となるヘルメット。
慣らし期間のすすめ方を教えてもらった時の情報をメモしておきます。
慣らし期間は1週間
7日間かけてゆっくりとすすめていきます。
1日目は昼寝時・就寝時を除き、1時間かぶり、1時間はずす
2日目も昼寝時・就寝時を除き、2時間かぶって、1時間はずす。
3日目は昼寝時につけ、就寝時はつけず、それ以外は4時間つけて1時間はずす。
と日数を追うごとに時間を少しずつ伸ばしていきます。
7日目の進め方が今後のスケジュールになります。
23時間装着し、入浴時の1時間のみ、はずす。
スキンチェックとは?
慣らし期間は特に、ヘルメットをはずした際
必ずスキンチェックを行います。
スキンチェックの方法は
ブツブツや擦れ、そして赤くなっているところはないか?
あせもができている場合は、洋服を薄着にして汗の量を調節。
赤くなっている場合は、1時間休ませている間に赤みがひくか引かないか。
赤みが引かない場合は、ヘルメットのサイズ調節が必要かもしれない。
肌の状態を見て分析し、技師と相談しながら微調整していきます。
寝づらそう!?
我が家の場合、寝てしまえば特に気になっていない様子でした。
寝る前にグズった時、大泣き。
力いっぱい泣いたことで出てくる汗によってムレる方が辛そうでした。
慣らし期間は親の慣らし期間でもある
かわいそう、暑そう、邪魔そう、辛そう・・・と親の心が折れそうな時ももちろんあります。
親が慣れるための慣らし期間でもあり、
その間に技師の方へどんな質問もぶつけてみてください。
(アメリカでヘルメット治療 2 洗い方は?いつまで必要?とにかく質問してみました。)
私が慣れるまでに時間がかかったことは
硬いヘルメットが腕に当たった状態での授乳。
抱っこしていると、ヘルメットをしたまま面白がって頭突きをしてくること。
添い寝をしている時、不意に硬いヘルメットが頭上にくること。
ヘルメットをかぶっているので平気で机の角に頭をぶつけながら高速ハイハイしていた姿。
まとめ
結論から言うと、3ヶ月ほどで事情がありヘルメット治療を終えた我が子。
今となってはヘルメットをつけてコロコロしていた姿が
愛おしくて、懐かしくて、心から可愛い。
ヘルメットをつけたまま、高速ハイハイする姿。
コロコロしたヘルメット姿で初めてつかまり立ちした姿。
硬いヘルメットでケラケラ笑ながら突進してくる姿。
思い出すだけで、涙が出そうです。
あの可愛い姿をもう一回みたいなぁ・・・なんてさえ思います。
今は押入れの片隅にしまってある可愛いピンクのヘルメット。
娘は1歳を過ぎ、もうヘルメットに入りもしない頭のサイズになりました。
小さな小さなヘルメットを見るたびに
あぁ、なんて小さかったんだ。
よく頑張ったね。と思いながら見つめています。
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