出産・子育て

オリラジの中田敦彦が「良い夫やめました」宣言。Happy wife, happy life。共感ポイントまとめました。

いい母親とは, 母親, 育児, 育児疲れ

近日世間を騒がせているオリラジの中田敦彦さんによる『良い夫やめました』宣言をしたそうで。インタビュー記事が SNSで拡散されて、かなりの批判をされていたので興味本位で読んでみた。

「料理なんて誰でもできることやらなくて良いよ」と言って世の中の主婦をかなり的に回してしまった感も否めない。ご本人や奥さんもSNS拡散の賛否両論で公になった夫婦関係に多少なりとも後悔がある様子。

賛否両論書かれたネットニュースをかたっぱしから読みんだあと、夫目線で書かれた例のインタビュー記事を読んでみた。

批判どころか共感できることばかりで自分でもびっくり。この記事では、良い夫やめる宣言の共感ポイントを書いていきます。


共感ポイント目次

1. 仕事の拘束時間を減らす

2. 妻からの収まらない不満、知らない間に自分もかなり不満が溜まっていた

3. いい夫であろうとするフィルター

4. 非生産的な批判。得意・長所を重点的に伸ばして、苦手箇所はアウトソース


1. 仕事の拘束時間を減らす

いかにイレギュラーな仕事を減らし、在宅勤務を増やしたり、拘束時間を減らすことで
家族との時間が増やせるとみた中田氏。よく嘆かれている『ワークラーフバランス』っていうやつだ。
拘束時間をいかに減らしつつ、収入を保つ(あげる)かという工夫を凝らしてきた中田氏。

ネットニュースでは自分本位だとか、上から目線であるとか言われているようだか、夫婦が直面する問題に対して工夫を凝らしてきたことに対しての批判がよくわからない。

 

ワンオペ育児への関心が高まり働き方改善が大きく掲げられている世の中で、拘束時間を減らし収入をキープすることへの工夫は、評価されるべき事。

 

ワークライフバランスを保とうと、あらゆる工夫を凝らしてもなお、批判の対象であり続けることに夫が不満を持つ。これは当然ではないか?と思う。

特別な日だからと、工夫・労力を費やし、子どもに大泣きされながら頑張って作ったローストビーフを『硬い』『しょっぱい』と一蹴りされたあの気持ちと一緒ではないのか?


2. 妻からの収まらない不満、知らない間に自分もかなり不満が溜まっていた

 

英語でこういうフレーズが存在する。
『Happy wife, Happy life』
妻が幸せだと人生も幸せ=妻の言う通りにさえしていれば人生もハッピーだ。と言うなんとも皮肉ったフレーズである。

中田氏の夫婦間の不満は、内部のことは内部の人間にしかわからないのであまり触れないでおく。

ただ、どの人間関係にも言えることは、不満は一方通行ではないと言うこと。
相手に不満を持ち、不満をぶち当てる。
相手は反省して行動を改め直すこともあれば、相手にも不満に対して言い分がある場合もある。そこはお互いがすれ違い部分をすり合わせて、不満を減らす努力をすればいいだけのこと。

相手のことを思って、記念日だからと普段作らないビーフシチューをルーから作り、子どもにギャン泣きされ、火加減の調節に失敗して少し焦げる。子どもをあやしながら作ったことでキッチンは荒れ放題、塩辛くなり、イライラが募る。

記念日だからと、寄り道までして妻が好きなケーキを買ってきた夫。でも妻は『そんなことより、たまにはそのまま早く帰ってきて、子供をお風呂にいれてほしかった。その間にキッチンを片付けて、そのあとにゆっくりみんなで食卓を囲みたかった』

妻の願いとは違うことをし妻の不満を買ってしまった夫。妻も夫も、お互いを想い、とった行動が裏目に出た。

英単語でいうと、これはmiscommunicationだ。


3. いい夫であろうとするフィルター

 

中田氏のインタビューの中には『離婚』や『親権』の話まで出てくるが、そこらへんはちょっとぶっ飛んでいると個人的に思う。
ただ共感できるポイントは『いい夫であろうとするフィルター』のフィルターを取り除くことだ。

記念日だからと、普段メニューではなくレストランのようなコース料理で夕飯を用意してあげたい。でも子どもに泣かれ、キッチンが荒れ果て、火加減調節に失敗して、長時間の苦労が水の泡。不満が募って相手に当たってしまう。その不満を聞かされた相手は『(文句言われるくらいなら)記念日くらい外食すれば良いのに』と思うでしょう。そしてそれを聞いた相手は『せっかく苦労して作ったのに、外食すればいいなんて・・・』とさらに煽られる。

良かれと思ったことで不満が溜まりまくって爆発するくらいなら翌年からは、記念日にはケータリングをしたり、外食してしまえば良いのではないかと思う。ケータリングと言っても、好きなレストランに問い合わせてお持ち帰りできないか問い合わせたりするのも一つの手だ。

そこは相手とすれ違いのないように話し合う。

良かれと思ってやったことが、相手の求めていることと違えば、それはmiscommunication。残念ながら不満の種になってしまう。

 

自分の求める良い夫像と、相手が求める良い夫像は違う。中田氏がいう『フィルター』というのは、心の束縛のようなもの。『父親なんだから〇〇しなきゃ』『母親なんだからこうでなくちゃ』『記念日くらい●●だ』という心の束縛を、たまには解いてあげることも大事ということだ。


4. 非生産的な批判とアウトソース

 

批判や不満を持ち続けることは、かなり非生産的だ。
会社に例えると、批判や不満だけしか述べない社員よりも、批判や不満に対する解決策を持ってくる社員の方が会社にとってはありがたい存在である。

TOEIC500点の社員が1週間かけて英語のプレゼン資料を徹夜・グーグル翻訳機能頼りに仕上げるのか。または、1週間をその社員が得意なことに充て、英語の翻訳は翻訳の専門家にアウトソースする方が効率が良い。

中田氏の、かなり批判を買った「料理なんて誰でもできることやらなくて良いよ」という発言は、誰でもできるかどうかはさておき、ここからきているのだと思う。

英語のプレゼン資料が難なく作れる人とそうでない人がいるように、料理が大好きな人からすれば、苦にならないことが、そうでない人には苦になる。

文句や批判・不満は非生産的なので、いかに不満を減らして効率よく回せるかを考えようぜ、ということだと私は読んだ。(関連記事:家事やベビーシッターのアウトソース


まとめ

夫婦のことは夫婦にしかわからない。
多少ぶっ飛んだことも度々突っ込まれてはいたが、個人的には好感を持った中田氏のインタビュー記事。

頑張りすぎず、適度に手を抜く。
短所に焦点を当てず、長所をいかに伸ばし、夫婦関係に取り入れていくか。

そんなメッセージが中田氏のインタビュー記事から汲み取ることができたと私は思う。

 

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