コープ式幼稚園(co-op preschool)の説明の続編です。
この記事では、コープ式幼稚園に通い始めて5ヶ月経った感想をまとめます。
まずおさらいです。
コープ式とは、親が主体となって運営している幼稚園です。
親が会計、マーケティング、掃除などなどあらゆる仕事を担っています。
担任の先生は別にいるのでそこは安心。プロの先生です。
ざっくりコープ式幼稚園を説明すれば、
担任以外の仕事は親がする。という事です。
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試してみた感想:メリット vs デメリット
メリット
- 子どもの様子がわかる。
月に2回程の頻度で、教室にアシスタントとして入ります。
子どもが、他の子・親・先生とどういう風に関わっているのか
教室での様子、苦手な事・好きな事などを知る事ができます。 - 他の子どもの様子がわかる。
自分の子どもがどんな子たちとかかわっているのか。
どういう性格の子と良く遊んでいるのか。
他の子どもたちはどんな発達段階にあって、
自分の子どもはどうなのか
(比べるわけではなく、良い指標になります)
同じ年齢の子たちの間で流行っている事などを把握する事ができる。 - 他の親と関わることができる。
教室にアシスタントとして入る場合、
3〜4人の親が一緒にアシスタントとしてはいります。
なので、他の親とかかわる事ができます。
他の親の子どもとの関わり方を見る事もできるし
地域の情報交換をしたりできます。 - 家でも学校の話ができる。
学校で読んだ本、歌った歌、踊ったおどり、作った工作の課程。すべてわかります。
教室に入る事によって、どんな様子で本読みを聞き、
どんな様子で歌を歌い、踊り、
どんな課程で工作に励んでいたのかがわかります。
細部まで、学校での様子がわかっているので、家で沢山お話ができます。
『学校どうだった?』『楽しかった』だけで終わらない会話を楽しむ事ができます。
学校で歌う曲の歌詞もわかるので、家で一緒に歌う事も。 - 先生の様子を伺う事ができる。
先生は教室でどんなルールをもうけ、生徒と関わっているのか。
毎回親達が交代でアシスタントとして入るので
授業参観のような緊張感の中で見る先生ではなく、
普段の先生の様子をうかがうことができます。
『先生はこういう叱り方をするのか、マネしよう』と勉強になります。
そして生徒間のケンカの止め方もさすがプロ。
親にとっても勉強の時間になります。 - 保育のプロと相談できる時間がある。
月に一回短大の先生が親と話す時間を設けてくれます。
題材にのっとってディスカッションしたり、
育児の悩みを他の親と短大の先生と話す事ができ
アドバイスを貰う事もしばしば。 - 英語の練習になる。ママ友ができる。
英語を勉強したいけどESLに行く時間もない、と思っておられる方、朗報です!!
教室でアシスタントに入ったり、他の保護者と連絡を取る機会も多く
必然的に英語を話す機会が増えます。英語上達のとても良い練習になります。
ママ友を作って色々な情報を得る機会にもなります。
デメリット
残念ながらメリットにはデメリットもついてきます。
- 雑務が増える
担任以外の任務を親が抱えています。
クラス代表や、学校代表、会計、掃除などなど様々な役割が振り分けられます。 - クラスのアシスタント業務
月に1~2回、アシスタントとして教室に入ります。
工作の準備や後片付け、外遊びの手伝いや、トイレの手伝い。
クラスが終わってからは、掃除機かけやトイレ掃除。
おやつの食器洗いなど、クラスのアシスタント業務をこなす必要があります。 - クラスのアシスタント業務の際、下の子をどうすれば良いのか?
保険の規定によりカーシートやストローラーに下の子を乗せ
教室に連れていくことはできません。
エルゴなどで抱っこ・おんぶできる年齢の場合のみ、同伴が許されます。
歩き始める年齢になると厳しくなります。
下の子のベビーシッターや親戚など預け先がないと難しいです。 - 月に一回、親も授業を受ける。
短大の幼児教育の先生が、月に1回きてくれます。
その時に他の親と一緒に、ディスカッションをします。
こどもを預けて自分の時間が欲しい、というタイプには向いていない、コープ式幼稚園。
月に2回のアシスタントと月に1回のディスカッション。
月に8回の幼稚園のうち、実に3回が、学校にいないといけない事になります。 - 英語を話すのが恥ずかしい人には向いていない
アシスタント業務に入ると、他の親や先生・子どもと必然的に英語で会話します。
月に一回のディスカッションでは、英語で題材に沿った会話をします。
そういった英語でのやり取りが苦手な方だと、億劫になってしまうかもしれません。
まとめ
コープ式幼稚園には、メリット・デメリットがありますが、
私はトライしてみて良かったと思います。
必然的に保護者や他のクラスメイトの子達との距離が縮まり
親近感が湧きました。
今まで馴染みのなかった子育て関連(声かけ、童謡、手遊びなど)英語の勉強にもなりました。
ゆっくり子どもと離れる第一歩として、
とてもフレキシブルな選択肢だと思います。
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