ディプロイメント

OSPECは必ず守りましょう:ディプロイメントの鉄則

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ご存知でしょうか?

古いことわざ

Loose Lips Sink Ships



こんにちは、Yukaです。
ミリタリー家族なら必ず聞いた事のあるOPSEC。


Operations Security(作戦保全)の事です。
ディプロイメントを控える家族にとっては、
必ず知っておく必要のあるルールです。

ディプロイ, 海軍, アメリカ, ミリタリー, deployment
米軍の謎:ディプロイメントって何?もし好きな人、彼氏、夫がアメリカ軍の兵士だったら。 ミリタリー生活と切り離すことのできないディプロイメント。 そもそもディプロイって何?Deployment中連絡取れるの?という11の問いに答えた入門編です。...
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軍事情報がもれてしまうと、兵士達の命に関わります。


具体的には、船の出港日や居場所がわかると、標的になります。


兵士達の正確な居場所を突き止められてしまうと
待ちぶせされたり、銃撃戦になるおそれも。


『緩めたその口が、船を沈めてしまう事になるかもしれない』という忠告が
Loose Lips Sink Shipsのスローガンなのです。


 
まさに壁に耳あり障子に目あり。


いつ誰がどこで聞いているかわからないのです。
この記事ではOPSECの理解を深めていければと思います。

この記事は、もともと英語の記事を訳したものだったのですが
元記事がなくなっていたためリンクできません。ご了承ください。
 


絶対漏らしてはいけない情報

 
(ここに書いてあるものは、ほんの一部の例です。
各自、ミリタリーのパートナーに問い合わせOPSECの規定に従い
情報はいかなる場合も漏らさないでください。命にかかわる事です。)


-兵士達の正確な居場所はもらさない


-兵士の任務に関するいかなる情報をもらしてはいけない:
派遣中や戦場からの行き来(R&R:Rest and Recuperationを含む)の行動もこれに含まれる。日にちや時間はいかなる時も、漏らしてはならない。


– 兵器のシステムに関する情報や、トレーニングの方法・数も漏らしてはならない。


– 特殊な任務に関わるユニットの場合、OPSECの規定が厳しくなる事もあり得る。
その場合、派遣されているという事実はおろか、どこにいるかさえ漏らしてはならない場合もある。その場合はユニットやFRGからOPSECのガイドラインについてお達しがあるはず。


– ユニットや兵士からのOPSECに関するルールを必ず守る事。ニュースに載っているからといって、話しても良い、という訳ではない。
むしろ、あなたが話してしまう事で、情報が正しいという事を証明してしまっている。


実際に、夫の船が寄港した際、事前にニュース記事になり情報は漏れている状況でした。
それでも寄港することは漏らしてはいけない、家族にも言わないでくれ、と言われていました。

なぜなら、妻である私が寄港の事実を公言すると、情報が正しいと言っているようなものだから。


正しい例:


– 私の兵士(夫など)はIraqi Freedom or Enduring Freedom のサポートにあたっている。
*個人的には、言うのであればMy husband is deployedくらいにとどめておくのがイチバンだと・・・。


間違い例:


– 私の兵士(夫など)はTYZというユニットに属し、イラクのXXX市のABCというキャンプ
に滞在している。
*言うのであれば、大雑把な場所のみを言う。
ただし、それは兵士のユニットが許す場合のみである。
間違い例の情報は、漏らし過ぎである。


間違い例:


私の兵士(夫など)のユニットは木曜の午後8時にXYZという空港に、派遣から戻ってくる予定だ。
いかなる場合も、兵士達の動向の日時はもらしてはいけない。
たとえ”来週の木曜”という言い方だったとしても、それは日時を漏らしている事になる。
これはR&R(Rest and Recuperation)の日、派遣・再派遣の日時も同様。


帰国の飛行機が何日も、何週間も遅れてしまうのは、
エキサイトした家族がこういった情報を漏らしてしまったからである。


間違いの例:


私の兵士(息子など)に祈りを捧げてください。
今日、彼から電話があり、とても危険なミッションに今夜から出るという事を聞きました。
彼らは3日間ミッションに出るそうで、とても心配しています。


兵士達が危険にさらされている場合、他者に助けを求めるのは無理もない事。
しかし、その情報を漏らしてしまう事で、彼やそのユニット全体にさらなる危険が及ぶ可能性があります。


こういった情報を漏らす事で、あなたはもしかしたら、
敵にミッションへの警戒をするようにしてしまった可能性も。


小さな小さな情報でも、ネットでいとも簡単に情報を集めてつなげ、
相手に取って必要な情報になり得てしまうという事を
理解しておかなければならない。


多くの人は、一度に全部の情報を入れなければ情報は安全だと思い込むが
それは完全に間違いであり、危険だ。


インターネットは素晴らしいツールだが、ミリタリーに関しては危険も伴う。
たったの数分で必要な細々とした情報あつめ、兵士達を危険に陥れてしまうこともできてしまうのだ。

派遣カウントダウン時計


沢山の家族が、ディプロイ(派遣)のカウントダウン時計(アプリなど)を使用するが
帰国までXXなどとは絶対に書いてはいけない。

最後に・・・


自身の安全の為に、ネットに書き込んだり、会話で話す内容には十分に注意しましょう。
ネットさえあれば、住所や電話番号なんて簡単に手に入ります。
危険なのは軍人だけではありません。


もしFacebookに『夫が派遣中』という情報をのせたとします。
でもそれはある意味『私は家で1人(または子どもと奥さんのみ)です』と公開しているも同然。
あなたもターゲットにならないようにしましょう。


https://japanery.com/2016/01/18/deployment/

 

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