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知っておきたい!リタイアせずに除隊した場合のTRICARE(トライケア)はいつまで継続可能か?CHCBPとは。

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元ミリ妻のYukaです。

">超高額医療費で有名なアメリカで生き抜くためには健康保険は必須アイテム。

リタイアしていない場合TRICAREはいつまで継続可能だったのか。
体験談をまとめていきます。

Continued Health Care Benefit Program (CHCBP) を利用した我が家の体験を綴ります

*地域や様々な状況・条件、ポリシー変更によって変わる事がございます。
詳しくはTRICAREに直接ご確認ください。

Enlistの時期が迫っていたあの頃。

子どもが生まれて1年も経たないうちに
『もう、Deploy行けない』と夫クンの人生がガラリと変わりました。

あっさりとDD214(←退役・除隊関わらず、これからずっと必要なフォームです。)にサイン。

留学生時代に、保険に入っていなかったある留学生に、
盲腸で300万円程の請求がきていたのを知っています。(恐怖)
その恐怖が頭をよぎりました。

仕事はともかく、医療費の高いアメリカでこれからどうしていけばいいのか。
『保険どうするの!?!?!?』という不安で夜も眠れませんでした。


生活費は痛い出費があったとしても、貯金で見通しを立てられる額ですが
高額医療大国アメリカではそんなわけにもいかず。

https://japanery.com/2019/02/11/insurance/

リタイヤするならともかく(退役後のベネフィットは手厚いので)
これからリタイヤせずに除隊を考えている方必見です。

CHCBPとは?

TRICAREのリンクに載ってあるチャートです。

CHCBPのサイトから拾ってきた説明です。
TRICAREのCHCBPに関する表です。

Continued Health Care Benefit Program  を略してCHCBP。
TRICAREのページはコチラ



CHCBPの内容をまとめると・・・

●Active dutyだった人は、除隊後18ヶ月利用可能
(シビリアンでいうとコブラ的存在)

●現役時代のトライケアとシビリアンの次の保険が見つかるまでの橋渡しのような保険

トライケア・スタンダードと同様のカバレージ

●Affordable  Care Actに基づいた必要なカバレージを提供、ただし一時的なもの。
“If you qualify, you can purchase the CHCBP within 60 days of the loss of TRICARE eligibility.(TRICARE)”

●CHCBPを利用可能な資格があるとみなされた場合、TRICARE(現役時代の)を喪失してから60日以内に購入できるプランです。

気になる保険料は・・・?

もちろん現役時代と違い、無料ではありません・・・。
私が利用したのは数年前ですがその時の値段を参考までに。


ひと家族$2500/1クオーター
1クオーター:4ヶ月づつの一括払いのみの選択でした

$625/1ヶ月
3人家族だったので
一人あたり$208.33/1ヶ月
の計算になります。


トライケア・スタンダードと同じ扱い

軍の病院でなく、普通の病院にかかることができます。
4ヶ月毎の更新ですので、1ヶ月のみ、という入り方はできませんでした。
(*現在の情報はわかりません)

18ヶ月の加入が認められるので、
『最悪CHCBPがあるから大丈夫!』と不安を取り除いてくれる強い見方です。

シビリアンの世界だと、コブラと呼ばれる類似のものがあるようです。


まとめ

アメリカは先進国の中でも群を抜く、高額医療大国。
医療費が払えず破産、という話も聞きます。
日本のように皆保険がない国です。

私は夫がミリタリーを辞めたとき
仕事がなくなり毎月のお給料がなくなる、ということよりも
医療保険がなくなる恐怖の方が10倍強かったです。

毎月生活に必要なお金(家賃・光熱費・食費等)は想像ができます。
多少の出費がかさむ月があってもある程度想像の範囲内です。
でも高額医療の国アメリカでは、一泊入院したら100万円!!!などという
狂った請求がきます。

100万円自腹で払うのか、保険が80%カバーし20万円の支払いで済むのか。
医療保険がある・ないでは大きく、大きく違ってきます。

これから除隊を考えている家族でまだ就職先が決まっていない場合や、GI Billを使って学生に戻るプランを立てている方。
医療保険をどうするのかを話し合う必要があります。

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