ミリタリー家族生活

知っておきたい!在米アメリカ軍の基地病院で出産する時に知っておきたい事

こんにちは。
在米アメリカ軍病院で出産した経験のあるYukaです。

多くの人が人生で数回しか経験しない
一大イベント妊娠・出産。

この記事では

知っておきたい!在米アメリカ軍の基地病院で出産する時に知っておきたい事を書いていきます。




*個人の経験に基づいた記事なので全ての軍病院に言える事ではありません。
そのことをふまえ、みなさまの参考になりますように。

エコーは基本的に2回

軍人病院だけでなく、アメリカの病院では基本的にエコーは2回。
●8〜12週あたりにエコーを一回。
これは正常妊娠を確認・心音確認の為。

●20週あたりに、二回目
ここでは30分〜1時間程時間を取ります。
臓器や手足の確認。


指の本数や骨。へその緒の長さ。などを精密に検査します。
日本のように検診毎にエコーはなく、寂しさを覚えますが
医療費が高いアメリカならではなのでしょうか。

Medical Record(カルテ)の控えを必ずもらう

妊娠中に違う基地へ赴任される方、又は旅行に行かれる方は
必ず、今までのカルテ記録の控えをもらってから行くことをおすすめします。

また、急に出先で体調を崩したり、シビリアンの病院にかかるようなことがあれば
ネットワークが違うので、控えがあるととても助かります。

Medical Recordを取り寄せる、となると数ヶ月かかる場合もあります。
(本当に遅いですよ〜〜〜)

病院でMedical Recordのコピーを貰い
直接自分で次の赴任地の病院に持って行くのが一番早いです。


私は妊娠20週あたりで別の州に引越しました。
『電子カルテでさくっと送っておくから大丈夫よ〜』に惑わされず


紙のコピーをもらっておいて大正解。
引越し先の基地病院で『まだあなたのカルテ反映されてないから予約は取れないわよ』
と言われた2秒後にサっと『コピーあります!』と提出できました。笑


引越し前は必ずコピーをもらっておくようにしましょう。

先生の指定が出来ない

病院によって違うかも、ですが。
病院が抱える患者数が多く、私の通っていた軍人病院では、
先生の指定がほぼできず。(特別な時を除く)

毎回違うドクターやミッドワイフに診察して貰っていました。

そしてもちろん、出産の際のドクターやミッドワイフは選べませんでした。

その日のその時間にいる先生が立ち会う。それだけです。


当日『Nice to meet you』の可能性も大いにあり。

私は当日、やっぱり初めましての先生にあたりました。
分娩台に乗り、股を開いたところで、
『やぁ!はじめまして!たった今シフト交代したドクターXです。よろしくね〜』
とシフト交代したばかりのドクターに挨拶されました。笑

毎回診察のたび、違う先生に診てもらっていたのは、ある意味良い練習です。

お産クラス&母乳クラスの有効活用

お産クラス・母乳クラス・カーシートの取り付けクラス等が
ベース内や軍病院で無料で受けられます。(病院によって違うのでご確認ください)

私が参加したお産クラスでは、旦那さんたちの両手に氷を持たせ、
『冷たいだろうけど全部溶けるまで我慢してください。出産はこれより痛いですから』
と現役軍人達に罰ゲームの様なセッションでした。笑

母乳クラスでは、おっぱい型のぬいぐるみの様な物を先生が投げる。
キャッチした人が先生の質問に答えるという笑い有りの参加型クラスでした。

『はい、恥ずかしがらない!おっぱいは生きるすべなのよ!』と
おっぱいぬいぐるみを持った現役マッチョ軍人達に助言している楽しい先生でした。

ちなみに、おっぱい先生は、産後授乳の確認に見回りに来てくださいました。
(各病院でご確認を)

ちなみに、おっぱいケアをしてくれる方たちを英語でLactation Consultantと言います。

必ずしておこう!駐車場の確認

お産クラスの最後にあるホスピタルツアー。


お産の部屋や備品の確認。部屋の様子も見る事ができます。
入院バックに詰めなければイケナイものの検討もつきます!

ここで、必ず確認して頂きたいのは、駐車場!!!!!!!

どこが一番停めやすく、分娩室に一番近いか。
陣痛で痛い時に探すのは大変です。


そして分娩当日に旦那様が付き添えるかわからないのがミリ妻のつらい所。

駐車場・出産の場所は自分でしっかりと把握します。

あと、緊急時に病院の目の前に停車させることを見越して
メモを作っておくこともオススメします。

私のミリ妻友達で、
『I am in labor. Please do not tow.』
と実際に書いて、車に貼り、駐車禁止の病院の正面玄関前に車を停め、
Delivery Center にやっとの思いでたどりついたミリ妻を知っています。
(出産でもちろん車はうごかせないので、スタッフが代わりに車を移動させてくれたそうです)

仕事場の連絡先を把握

出産が出航等に重なってしまった場合は無理ですが・・・。
Dutyと出産が重なった場合、旦那様に知らせる手段を普段から知っておきましょう。
私の旦那が乗っていた船は、当時、修理中。

船内部で携帯電話の使用は不可でした。
船の電話番号、Divisionに直接繋がる番号、または同僚達の電話番号など。

あらゆる連絡手段をゲットしておく事をおすすめします。

特に同僚の電話番号は大助かり。主人がDutyでも、同僚がDutyでない場合
同僚が船へ出向いてくれたり、船の特別な連絡先を知っていたりします。

仕事場にプランを話す。

普段から、急に出産となった場合や、出産後のプランを上司と話しておく事をオススメします。
私の旦那はDutyの日に出産となった場合の為に、
Watchの代わりになる同僚に日頃から頼んでおいていました。

そして常に上司には予定日をRemind。(上司の連絡先は必ず聞いておく事)
出産後は10日間の休みが貰えますが、土日を含む10日なのでお間違えなく。
(*現在も同じなのか、わかりませんが)

ウチの場合、Dutyの日の早朝に出産へと病院に向かいました。
早朝6時頃に欠勤扱いにならないよう、上司に電話を入れました。
(7時マスターなのできっと起きているだろうと)

前々から予定日や、出産となった場合のプランを話していてくれてたので
スムーズに10日間の休みを頂けました。

陣痛待ち、分娩、入院の部屋はすべて一緒

基本、十分に産気づいている様子があれば、部屋に案内してもらえます。
基地だけでなく、アメリカのお産でポピュラーなのは
陣痛〜分娩〜入院すべてが同じ部屋です。
https://www.flickr.com/photos/footloosiety/5465550143/in/photolist-7iddTP-7ih7zJ-7ih7vE-9jYnDa-4wULmG-bhXu5e-yiQc1-7icSC4-7iddVt-6dUkVf-qXbGe-mAStrV-gjG1E4-qXbFZ-4YyUP9-uEii6t-rkhgT-h77rU4-a6MR8z-8kutsz-5KtWFy-6u1ZRQ-8kxD5o-6dUm2j-5Cinzb-miAJv-8kxBFm-6m6ker-6VqFrq-6j8U8m-rfXhfE-8kxC7q-D61PR-6j4Hwi-pbFXHG-7YX9FY-dkS94x-teUfFs-dLGzZP-8eEVBY-uEim4x-aqL5DE-7YTVrZ-4t8mFk-bYTFT-aQvsH-bvSUtm-rukPpH-qgPYu1-7jnUbb
ベッドがリクライニングし、いきむ時の足置き場も出す事ができます。

さいごに・・・

出産は人生における一大イベント!
それを軍の病院。ましてやアメリカの軍病院でするとなると
不安がつきませんよね・・・。
少しでも準備できる事はして、元気な赤ちゃんが生まれてきますように♪

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